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WiMAX機種「W05」の全て【今は選ぶべきではない理由】

サル
サル
  • WiMAXのW05ってどんなルーターなの?
  • WiMAXのW05を今は選ぶべきではない理由って?

HUAWEI製のSpeed Wi-Fi NEXT W05は、登場当初はWiMAX史上最速という触れ込みのルーターでした。

しかし、2020年6月時点では、特別な理由が無い限りは選ぶべきでは無いです。

Wi-Fi先生
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ここではWiMAXのW05に関わる次の点について詳しく解説していくよ。
この記事で分かること
  • WiMAXのW05のスペックとメリット
  • WiMAXのW05を今は選ぶべきでは無い理由
  • WiMAXのW05に関する疑問点への回答

WiMAX「W05」の基本スペック

w05

引用:uqwimax.jp

端末名称 Speed Wi-Fi NEXT W05
通信速度:
受信最大/送信最大
4G LTE :758 Mbps /112.5 Mbps
WiMAX 2+:558 Mbps /30 Mbps
連続通信時間 初期設定時:約540分
連続待受時間 初期設定時:約850時間
Bluetooth接続 Ver.4.1
最大接続可能数 Wi-Fi:10台
Bluetooth:3台
充電時間 約120分~130分
画面サイズ 約2.4インチ
重量 約131g
メーカー HUAWEI

Speed Wi-Fi NEXT W05(以下W05)は2018年1月19日に発売された、WiMAXルーターです。

最大の魅力はハイパフォーマンスモードだと下り最大758Mbps/上り最大112.5Mpbsという通信速度です。 

この通信速度は新しい技術を採用した結果で、当時のWiMAXルーターの中では史上最速と言われたスペックになり、前モデルのWX04よりも速いと評判でした。 

また、W05にはWi-Fiお引越し機能が新しく搭載されています。これまで使用していたWi-FiルーターのWi-Fi接続情報をコピーするため、自分でスマートフォンやパソコンを操作して再設定する必要がありません。

たとえば、パソコンと繋がっていたプリンターとの接続を、パスワードの入力という面倒な作業をせずにそのまま使えるのです。パソコンに不慣れな方でも簡単に設定できます。

スペックだけでなく、シャープなデザインも人気のポイントです。これまでのWiMAXはスペックが向上するのと同時に、バッテリーの容量も増大化していて厚みがありました。

しかし、W05では従来のモデルに比べて12.6mmと最薄になっており、持ち運びしやすいサイズとなっています。

通信速度が速く、面倒な設定が要らないという手軽さに、シャープなデザインということもあり注目を集めたモデルです。 

W05のメリット

W05が2018年に登場した当時、HUAWEIのWシリーズはW01~W04まで販売されていましたが、従来のシリーズに比べて史上最高のスペックと言われていました。

従来のシリーズに比べてW05を使うメリットは5つあります。

  • メリット①通信速度が速い
  • メリット②バッテリーの持ちが良い
  • メリット③コンパクトで持ち運びやすい
  • メリット④アプリで通信状態を確認できる
  • メリット⑤最大接続数が10台

それぞれどんなメリットなのか順番に解説します。

メリット①通信速度が速い

W05の最大のメリットは通信速度が速いことです。 

WiMAXにはノーマルモード・ハイスピードモード・ハイスピードプラスエリアモード(ハイパフォーマンスモード)の3つがあり、段階的に速度が上がります。

ほかのWiMAXのモデルと最大速度を比較すると違いは一目瞭然です。

W05 WX04 W04
通信速度:
受信最大/送信最大
758Mbps/ 112.5Mbps 440Mbps/50Mbps 708Mbps/30Mbps
発売日 2018/01/19 2017/11/08 2017/02/17

上記の表の通り、W05の通信速度はほかのWiMAXルーターに比べて早いです。WX04は下り最大440Mpbsのため、758MbpsのW05とは比べ物になりません。

W04は下り速度が最大708MpbsとW05に近い速度となっています。これは通信に使用しているLTEモデムが同型のため、スペック的に近くなっているからです。

ですが、上りの速度は2倍以上もの差があり、トータルの通信速度はW05が圧倒的といえます。

Wi-Fi先生
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ただし、これらの数字は理論値のため、実際に全ての環境で同じ速度が出るとは限りません。 

メリット②バッテリーの持ちが良い(連続待受時間が長い)

WiMAXは外でも安定した通信が可能なため、外出先や出張などで持ち運ぶことが多くなります。そのため、バッテリーが長持ちしたり、連続待受け時間が長いモデルだと便利です。

W05 WX04 W04
連続待受時間 約850時間 約700時間 約850時間
バッテリー容量 2750mAh 3,200mAh 2750mAh

連続待受時間とは・・・
電波を正常に受信できる静止状態での平均的な利用可能時間です。ただし、利用方法やネットワークの状況などで変動するため、あくまでも目安になります。

表をご覧のように、W05の連続待受時間はWX04に比べて長いです。外出先や出張先で充電ができないという事態が起きても、バッテリーの持ちが良いのは心強いです。

メリット③コンパクトで持ち運びやすい

W05は前モデルのW04やW03に比べてコンパクトかつ軽量なモデルとなっています。そのため、外出先や出張先の鞄に入れやすく、持ち運びしやすいと評判です。


実際に比較してみると、コンパクトになっているのが分かります。

W05 WX04 W04
サイズ 約W130×H55×D12.6mm 約W130×H54×D14.2mm 約W120×H62×D11.4mm
重量 約131g 約140g 約127g

文字だけだとイメージしづらいかもしれませんが、W05は一般的なスマートフォンと同じ縦幅で、スマートフォンよりも厚みがあるサイズとなっています。

そのため、鞄に入れやすいサイズとなっており、持ち運びしやすいのがメリットの1つになります。

メリット④アプリで通信状態を確認できる

W05ではスマートフォン・タブレット用の専用アプリがあります。ダウンロードの方法は2種類あり、どちらも簡単に設定できます。

  1. 製品のホーム画面から「かんたん設定」をタップ
  2. QRコードをスマートフォン・タブレットで読み取る
  3. ダウンロードサイトに移動したら、アプリをダウンロード
  4. または、Google PlayやApp Storeで「HUAWEI HiLink」をダウンロード

アプリではW05の様々なデータや機能を管理できます。

  • 電池残量やデータ通信量(3日間、1ヵ月)のチェック
  • Wi-Fi切断機能やリモート起動機能によって端末のスリープモードを切り替え
  • QRコードスキャン機能やNFCタッチ機能でWi-Fi接続
  • 通信モードやパフォーマンス設定の切り替え

アプリでW05の設定を管理できるため、WiMAXやインターネット、スマートフォンの知識が無くても使いこなすことが可能です。

ただし、一部の機能はAndroid版アプリにしかありません。

メリット⑤最大接続台数が10台

W05はWiMAXルーターですが、ホームルーターのように同時に複数のスマートフォンやタブレット、パソコン、ゲーム機などと接続できます。 

W05の最大接続台数は10台となっており、従来のWシリーズと同じ台数になります。

同時接続台数が増えるほど通信速度は低下するかと思われますが、結論からいえば、そこまでは低下しません。

確かに、接続台数が増えると通信速度は若干低下しますが、10台に接続したとしても5~10Mpbs程度しか低下しません。ですから、安心して最大接続台数まで繋げられます。

ただし、WiMAXの通信速度は時間帯や通信環境に影響されます。

W05のデメリット

一見するとメリットが多いW05ですが、デメリットはあります。

  • デメリット①連続通信時間は短い
  • デメリット②現時点で最新機種ではない

そして、結論から言えば、デメリットが無視できないため、2020年6月時点でW05を選ぶメリットはありません。

どういうことなのか、デメリットを順番に解説します。

デメリット①連続通信時間は短い

W05の連続待受時間は長いですが、連続通信時間はWXシリーズに比べると短いです。

W05 WX04 W04
連続通信時間 Wi-Fi:約 9.0時間
LTE:約 6.5時間
Bluetooth:約 15.0時間
Wi-Fi:約11.5時間
LTE:約10.5時間
Bluetooth:約16.7時間
Wi-Fi:約 9.0時間
LTE:約 6.5時間
Bluetooth:約 10.0時間
バッテリー容量 2750mAh 3,200mAh 2750mAh

連続通信時間とは・・・
インターネットに正常に通信できる状態の平均的な利用可能時間です。ただし、利用方法やネットワークの状況などで変動するため、あくまでも目安になります。

Wシリーズに比べてWXシリーズは通信速度よりも、通信時間の長さなどに重点を置いているシリーズです。

従来のWシリーズと比べてもW05の通信時間は遜色なく、Bluetooth接続の時間は延長しています。

しかし、WXシリーズに比べて通信時間が短いというデメリットは変わりません。

デメリット②現時点で最新機種ではない

W05を選ぶべきでは無い理由は、W05が最新機種では無いからです。2020年6月時点でWシリーズの最新機種はSpeed Wi-Fi NEXT W06になります。

W05と同じHUAWEI製で、2019年1月25日に発売されました。前モデルに当たるW05に比べ、下り速度が最大1.2Gbpsとなっており、ギガスピード対応のWiMAXルーターになります。

通信速度のMbps・Gbpsは1秒あたりに送信できる通信容量の単位です。単位の大きさを計算すると1Gbps=1000Mbpsとなります。

水道のホースと同じで、数値が大きいほど同じ時間でもデータの送信量が多くなります。1Gbps以上の通信速度があれば、動画もサクサクと見られます。

W05よりも高性能なWiMAXルーターが登場しているため、特別な理由も無ければW05を選ぶ必要性は感じられません。

ちなみに、Wシリーズは毎年1月頃に新しいモデルが登場していましたが、2020年6月時点ではW07は発売されていません。

法人向けに3月以降からSpeed Wi-Fi NEXT W07を発売するというニュースはありましたが、個人向けとして発売するという発表は2020年6月時点では確認されていません。

W05の口コミ・評判!遅い?接続が切れる?

サル
サル
W05は接続が切れるっていうけど本当なの?
Wi-Fi先生
Wi-Fi先生
SNSの口コミや評判を見てみると、そういった内容の書き込みが多いね

W05を実際に利用している人の口コミや評判を、SNSを中心に調べてみました。

 

通信速度が史上最速という触れ込みで登場したW05ですが、実際に利用している方の感想を見ると「それほど速くは無い」「電波状況が悪くなると勝手に切れる」などの内容が見つかります。

W05と他のWiMAX機種を比較

W05 WX05 W04 WX04 W06 WX06
通信速度(4G LTE ):
受信最大/送信最大
758 Mbps /112.5 Mbps 440 Mbps /75 Mbps 708Mbps / 30Mbps 440Mbps / 50Mbps 1237 Mbps /75 Mbps 440 Mbps /75 Mbps
連続通信時間 約540分 約 690分 約540分 約690分 約540分 約690分
連続待受時間 約850時間 約700時間 約850時間 約700時間 約800時間 約700時間
最大接続可能数 Wi-Fi:10台
Bluetooth:3台
Wi-Fi:10台
Bluetooth:3台
Wi-Fi:10台
Bluetooth:3台
Wi-Fi:10台
Bluetooth:3台
Wi-Fi:16台 Wi-Fi:16台
充電時間 約120分~130分 約130分 約120分~130分 約160分 約140分 約140分
画面サイズ 約2.4インチ 約2.4インチ 約2.4インチ 約2.4インチ 約2.4インチ 約2.4インチ
重量 約131g 約128g 約140g 約128g 約125g 約127g
発売日 2018/01/19 2018/11/08 2017/02/17 2017/11/01 2019/01/25 2020/01/30
メーカー HUAWEI NEC HUAWEI NEC HUAWEI NEC

上記の表でスペック的に優れている数値を青く表示しています。

W05の通信速度は758 Mbps /112.5 Mbpsと2018年水準だと速く、10ヵ月後に発売されたWX05と倍近い速度を誇っています。しかし、1年後に登場したW06に受信速度で大きく負けています。

受信速度で負けているということは、動画の視聴や音楽、ゲームのダウンロードなどがW06よりも遅いということです。

また、最大接続可能台数Wi-Fi接続だと10台に比べると、W06とWX06の最大16台に劣っています。多くの端末と繋げたい方にはデメリットです。

統合的に見てもW06にスペック的に劣っているのが表からでも分かります。

W05がほかのWiMAXに比べて優れているのはバッテリーの持ちです。連続待受時間はW04と並んで長く、充電時間も短いのも優れているポイントになります。

また、W05にあってW06やWX06のような最新機種に無い機能もあります。それはBluetooth接続とNFX接続機能の2つです。

WiMAXルーターはWi-Fi接続以外に、Bluetooth接続とNFC接続の2種類があります。

Bluetooth接続はWi-Fi接続よりも速度は遅く安定はしませんが、消費電力が少なくなるためバッテリーを長持ちさせるという利点があります。

NFC接続は対応機器にかざすだけで接続でき、パスワード入力の手間が要らないという便利な機能です。どちらもW06では排除されました。

Bluetooth接続はともかく、NFC接続機能は便利な機能だけに、新しいモデルのW06に搭載されていないのは不思議です。

W05を選ぶよりもW06がおすすめ

Wシリーズの中からWiMAXを選ぶとしたら、2020年6月時点だとW06がおすすめです。 

W05 W06
通信速度(4G LTE ):受信最大/送信最大 758 Mbps /112.5 Mbps 1237 Mbps /75 Mbps
連続通信時間 約540分 約540分
連続待受時間 約850時間 約800時間
最大接続可能数 Wi-Fi:10台
Bluetooth:3台
Wi-Fi:16台
充電時間 約120分~130分 約140分
画面サイズ 約2.4インチ 約2.4インチ
重量 約131g 約125g
発売日 2018/01/19 2019/01/25
メーカー HUAWEI HUAWEI

やはり、目を引くのが通信速度で、W06は最大速度が光回線波に速いのが魅力的です。

唯一、W05がW06を上回っているのはバッテリー容量で、連続通信時間が長いことですが、経年劣化でバッテリーが消耗することを考えるとあまり大きな違いとは言えません。

W05にて搭載された「au 4G LTEモード」や「HUAWEI HiLink」といった専用アプリもW06では使えるため、2020年6月時点ではW05を選ぶよりもW06を選ぶ方がおすすめです。

WiMAX機種「W05」に関するQ&A

ここではWiMAX機種「W05」に関するQ&Aを解説します。

クレードルは必要?

W05に専用の別売りクレードルはありますが、必要とは断言できません。

クレードルとは・・・
WiMAXの機能拡張端末で、充電機能や有線LAN接続などが可能。使用すると電波状況が改善する可能性もあります。

クレードルはWiMAXを自宅でしか使わない方や、出張先のホテルなどで有線接続が必要な時に役立ちますが、基本的には無くても問題ありません。

別売りのクレードルを一緒に購入すると、キャッシュバックが減額されたり、キャンペーンが適用されないなどのデメリットが起こる可能性があるため、本当に必要な方は後からAmazonなどで購入した方が安上がりとなります。 

メーカー側もユーザーの心情を察したのか、W06用のクレードルはありません。

注意点としては、クレードルごとに対応しているWiMAXルーターは異なります。Wシリーズのクレードルだからといって、W03やW04のクレードルを購入しても、W05には使用できません。

充電器は付いてくる?

W05の付属品はUSBケーブルのみとなっており、ACアダプタは同梱されていません。

付属品のUSBケーブルをパソコンに繋げれば、パソコンから給電することは可能です。また、スマートフォンやタブレットに付属するUSBケーブルに対応したACアダプタから給電することも可能です。

ACアダプタが必要なら、Amazonなどで購入しましょう。

W05とWX05のメーカーは違うの?

WiMAXルーターにはWシリーズとWXシリーズの2種類がありますが、メーカーは異なります。

  • WシリーズのメーカーはHUAWEI
  • WXシリーズのメーカーはNEC

2つのシリーズの違いは、Wシリーズが通信速度重視で、WXシリーズが安定性重視と言われています。

同時期に発売されたWiMAXルーターを比較すると、スペック的には通信速度など多くの項目でWシリーズが優れていますが、連続通信時間などはWXシリーズの方が上回っています。

どちらのシリーズがおすすめかとは断言できません。自分の住んでいるエリアは最大速度に安定していない、高い建物が多くて電波が安定しないなど、事情は人それぞれです。

自分の生活エリアがWiMAXの対応エリアなのかきちんとチェックしてから、自分にピッタリのWiMAXを選びましょう。

WiMAX選びで迷ったらどうすればいい?

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あなたが選ぶべきプロバイダはどれなのかが分かりますので、WiMAXで迷った時の参考にしてみてください。