どのような回線に乗り換えるにしても必ずメリット・デメリットはあります。
- WiMAXからWiMAXへ乗換えるメリット・デメリットがわかる
- WiMAXから他回線へ乗換えるメリット・デメリットがわかる
- 他回線からWiMAXへ乗換えるメリット・デメリットがわかる
「WiMAX→WiMAX」にプロバイダを乗り換えするメリット・デメリット
まずは、WiMAXからWiMAXにプロバイダを乗り換える際考えられるメリット・デメリットについて次から解説します。
メリット
既存のWiMAXプロバイダから他社WiMAXへ乗り換えるメリットは下記の通りです。
- 月額の通信料金が安くなる可能性がある
- 乗り換え先の新規契約特典(キャッシュバックなど)が受けられる
- 最新機種が利用できる
①月額の通信料金が安くなる可能性あり
WiMAXプロバイダを乗り換えることで月額の通信料金が安くなる可能性があります。
一般的にキャッシュバックを実施しているWiMAXと比べて、実施していないWiMAXの方が月額料金は安い傾向にあります。
例えば下記の表を見てください。(それぞれ月額料金の平均を計算しています)
Broad WiMAX | GMO WiMAX | So-net WiMAX | |
---|---|---|---|
キャッシュバック | なし | あり | なし |
月額料金(※平均) | 3,383円 | 3,936円 | 3,880円 |
GMO WiMAXを除くBroad WiMAXおよびSo-net WiMAXはキャッシュバックキャンペーンを実施していませんが、その代わり月額料金が安いことがわかります。
②乗り換え先の新規契約特典(キャッシュバックなど)が受けられる
他社WiMAXに乗り換えることで乗り換え先の新規契約特典を受けることができます。WiMAXの特典には主に次のものがあるので紹介します。
- キャッシュバック
- 月額料金割引
- 初期費用無料(端末代・クレードル代・送料)
- オプションサービス割引
- 学割
例えばGMO WiMAXだと3万円を超える高額キャッシュバックを実施しています。月額料金割引ではBroad WiMAXが最大1,285円割引されるためお得です。
③最新機種が利用できる
WiMAXを乗り換えることで最新機種が手に入るのもメリットです。WiMAX端末は毎年スペックの高い新しいモデルが発売されています。
例えば本記事執筆時点で最新機種となる「WX06」は、今までにないWiFiバンド切り替え不要の機種です。
つまり電波環境に合わせてWiFi周波数を切り替える必要がありません。
WiFiバンド(周波数)には、高速で電波干渉の少ない「5GHz」と汎用性の高い「2.4GHz」があります。従来の製品だと利用する電波環境によって手動で切り替える必要がありましたが、WX06のように同時利用できる製品も登場しました。
その他端末を新しくすることでバッテリーも新しくなる利点があります。バッテリーは消耗品のため何年も使い続けていると使用できる時間が短くなるものです。
デメリット
WiMAXプロバイダを乗り換えることでデメリットもあります。
主には「更新月以外は解約手数料がかかる場合がある」ということと「申し込む手間がかかる」ということです。
次から具体的に解説するので覚えておいてください。
①更新月以外は解約手数料がかかる
現在WiMAXプロバイダのほとんどで契約期間が設けられており、その期間内に解約した場合違約金(解約手数料)を請求されてしまいます。
2019年10月にUQ WiMAXの料金プランが変更され「契約期間条件なし」のプランも登場しました。
その影響で他社でも契約期間の縛りなく利用できるプロバイダは増えましたが、多くのWiMAXでは未だ「3年契約」が主流です。
違約金を支払わないためには「契約更新月」と呼ばれる更新期間に解約するか、Broad WiMAXで実施されている「契約解除料負担のお乗換えキャンペーン」を利用するのが有効です。
②申し込む手間がかかる
新しいWiMAXに乗り換えるため再度申し込みの手間がかかる点がデメリットです。
現在ほとんどのWiMAXではWebサイトから24時間申し込みすることができますが、例えばBIC WiMAX(※ビックカメラ)など家電量販店で扱うWiMAXだと、実店舗での申し込みが必須の場合もあるため注意してください。
「WiMAX→WiMAX」乗り換えの判断基準
WiMAXからWiMAXに乗り換える判断基準となるのは「更新月が近いか」もしくは「乗り換えで月額料金が安くなるか」の2点です。
もう少しで更新月を迎えるならそのときに解約すれば違約金を支払う必要はありません。更新月は一般的に1ヶ月間あるためその間に解約手続きをおこないましょう。
また現在使用しているWiMAXと比較し乗り換え先の月額料金が安くなる場合も乗り換えを決めるポイントです。
プロバイダによってははじめの1,2年間だけ割引料金で利用できても、その後は割引なしということも少なくありません。
その場合他社の方が料金がお得ということがあります。
例えばカシモWiMAXだと2年目まで月額3,580円ですが、それ以降はずっと月額4,079円に値上がりします。
「WiMAX→光などの他回線」に乗り換えするメリット・デメリット
モバイル回線であるWiMAXから光などの固定回線に乗り換えるケースもあると思います。その場合も当然メリット・デメリットがあるので覚えておいてください。
メリット
WiMAXから固定回線に乗り換えるメリットには次のものがあります。
- 月額の通信料金が安くなる可能性がある
- 乗り換え先の新規契約特典(キャッシュバックなど)が受けられる
- 通信環境が改善する可能性がある
次からひとつずつ解説します。
①月額の通信料金が安くなる可能性あり
乗り換え先の固定回線によっては既存のWiMAXよりも通信料金が安くなるケースもあります。
例えばフレッツ光の集合住宅向けである定額プラン(Wi-Fiルーター付き)だと、最安は月額3,550円~です。
一方で例えばUQ WiMAXの2年自動更新ありプランは3,880円です。
このように現在使用中のWiMAXおよび乗り換え先の固定回線によっては、乗り換えることで毎月のコストを抑えることができるメリットがあります。
②乗り換え先の新規契約特典(キャッシュバックなど)が受けられる
固定回線に乗り換えることでキャッシュバックなどの新規契約特典が受けられる場合もあります。
例えば現在光回線の中でもNURO光では、本記事執筆時点で新規契約者を対象に45,000円キャッシュバックを実施しています。
同様にビッグローブ光でも25,000円キャッシュバックを実施中です。
固定回線は回線工事費が高額なため、それを差し引きゼロにする高額キャッシュバックを実施しているケースが多いです。
他にも下記の特典を実施しています。
- 月額料金割引
- 乗り換え違約金負担
- 初期費用割引
③通信環境が改善する可能性あり
WiMAXから固定回線に乗り換えることで通信環境が改善する可能があるのもメリットです。
屋内に回線を引き入れ有線でモデムと接続する固定回線は、基地局からの電波を使用してインターネットにアクセスするモバイル回線と比較し回線速度が速く安定しているのが特徴です
最大速度となりますが、WiMAXの下り最大1.2Gbpsに対して固定回線(光回線)はフレッツ光クロスのように上り/下り最大10Gbpsのサービスも登場しています。
つまり今までWiMAXを使用中にスピートが遅いと感じていた場合、固定回線に乗り換えることで問題が解消される可能性があるのです。
デメリット
次にWiMAXから固定回線に乗り換えた際のデメリットを解説します。具体的には下記のものがあります。
- 更新月以外は解約手数料がかかる
- 申し込む手間がかかる
- 通信環境が悪くなる可能性あり
- 固定回線の乗り換えの場合持ち運べなくなる
次からひとつずつ説明していくので参考にしてください。
①更新月以外は解約手数料がかかる
WiMAXから固定回線に乗り換えるデメリットのひとつ目は解約手数料です。
現在ほとんどのWiMAXでは2年や3年の契約期間が設けられており、途中で解約した場合に解約手数料(違約金)を請求されてしまいます。
WiMAX各社でこの違約金の額は異なるものです。時期によっては2万円以上の金額を請求されてしまうケースもあるため注意しなくてはいけません。
例えば高額キャッシュバックで知られるGMO WiMAXには3年間の契約期間が設けられていますが、2年以内に解約した場合は24,800円の解約手数料が発生します。
また月額料金が安いことで知られるBroad WiMAXも3年間の契約期間ですが、例えば1年以内に解約すると28,500円の解約手数料が発生するため注意してください。
②申し込む手間がかかる
WiMAXから固定回線に乗り換えるデメリットとして、申し込む手間がかかる点も挙げられます。
申し込み後最短当日から利用できるWiMAXと異なり、固定回線は回線工事が必要となるためインターネットが利用できるまで時間がかかるのです。
例えばNURO光では工事が始まるまで3ヶ月待っているというツイートがありました。
nuro光の工事まじおせえ3ヶ月待っとるぞ
— 🍳れあるっち🐧 (@xzLE4Rzx) June 17, 2020
また工事は委託された業者がおこなうため、プロバイダとの連携が甘い部分もありいつ工事が終わるか把握できないというケースも見られます。
5月Nuro光「開通工事のために大規模準備工事するから7月上旬まで待ってや」
昨日Nuro光「同じ理由で8月中旬まで待ってや」
わい「大規模準備工事ってなんやねん。なんでそんな遅くなるん」
Nuro光「別の会社が工事してるから遅れる理由は知らん!工事の内容も知らん!」
わい「は???」
— ☀️ぺねろぺ☀️ (@penepene6879) June 18, 2020
すぐにインターネットを使用できないのはデメリットです。
WiMAXの場合店舗申し込みが可能なUQ WiMAXや端末の店頭受け取りが可能なBroad WiMAXなら、申し込み当日に端末を受け取りすぐにインターネットが利用できます。
固定回線の場合回線工事が終わるまでの間別途WiFiルーターをレンタルするなどしなくてはいけないため、余計なコストがかかる点もデメリットです。
③通信環境が悪くなる可能性あり
光ファイバーを室内に引き入れる点、固定回線はモバイル回線よりも通信が安定しやすいものですが、反対に通信環境が悪くなるケースもあるのです。
例えば光回線を集合住宅で使用する場合では、戸建てと異なり1回線を複数の家庭で共有する仕組みとなります。
そこで共有する戸数が多ければその分通信速度が低下するリスクがあるのです。
また建物の種類によっては配電盤室まで光ファイバーをつなげ、その先既存の電話回線を使用するVDSL方式が採用されている場合があります。
この場合光回線よりも通信速度が遅くなる欠点があるのです。
④固定回線の乗り換えの場合持ち運べなくなる
WiMAXから固定回線に乗り換えると「持ち運べなくなる」という点もデメリットです。
WiMAXのモバイルタイプはバッテリー駆動のため、屋外でも電波の入るエリアならインターネットを使用できます。
モバイルタイプとは・・・
ポケットに収まる小型サイズのWiMAXルーター。外出先でもインターネットを楽しみたい場合におすすめ。一般的にWiMAXルーターと言えばモバイルタイプを指します。
しかし固定回線は屋内専用です。
そのため家でのみインターネットが利用できれば十分というケースや、外では別途モバイルルーターや格安SIMのキャリア回線を使用するなどの場合に固定回線はおすすめです。
「WiMAX→他回線」乗り換えの判断基準
WiMAXから他回線に乗り換える判断基準となるのは下記のポイントです。
- 契約更新月が近いか
- 乗り換えることで月額料金が安くなるか
- 固定回線に乗り換えるなら使用場所は自宅のみでよいか
- 今の回線に不満があるか
契約更新月以外の解約は違約金の対象となります。更新月が近いならその時を待って解約し他回線に乗り換えるのがおすすめです。
また乗り換えることでこれまでの月額料金と比較し安くなるかも大切な判断基準です。インターネットは長期的に使用するものなので少しでもコストを抑えたいです。
また利用場所は自宅だけになるのでその点よく考えてください。WiMAXのように屋外でも利用できる利便性は固定回線にはありません。
WiMAXの回線に遅い・途切れるなど不満を感じている場合は通信が安定しやすい固定回線への乗り換えを検討してみてください。
「光などの他回線→WiMAX」に乗り換えするメリット・デメリット
次に他回線からWiMAXに乗り換えるメリットおよびデメリットを次から解説します。
メリット
他回線からWiMAXに乗り換えるメリットには下記のものがあります。
- 月額の通信料金が安くなる可能性あり
- WiMAXの新規契約特典(キャッシュバックなど)が受けられる
- 通信環境が改善する可能性あり
- 固定回線からの乗り換えの場合持ち運べるようになる
次からひとつずつ解説するので参考にしてください。
①月額の通信料金が安くなる可能性あり
まず他回線からWiMAXに乗り換えると月額料金が安くなる可能性があります。例えば近年登場した最大通信速度10Gbpsのフレッツ光クロスは月額6,300円です。
一方WiMAXの中でも月額料金がお得なBroad WiMAXの場合最安2,726円~ひと月利用できます。特に固定回線と比較しコストを抑えるメリットがあるのがWiMAXの魅力です。
②WiMAXの新規契約特典(キャッシュバックなど)が受けられる
WiMAXに乗り換えることで新規契約特典を受けることができます。主には「キャッシュバック」や「月額料金割引」が主流です。
キャッシュバックは受け取りまで1年かかる場合が多く、また手続きが必要なので月額料金割引を実施しているプロバイダがおすすめです。
他にもBroad WiMAXでは他回線からの乗り換えで、その際発生する違約金を負担してくれる契約解除料負担のお乗換えキャンペーンを実施しています。
契約解除料負担のお乗換えキャンペーンとは・・・
「契約解除料負担のお乗り換えキャンペーン」はBroad WiMAXで実施されている乗り換え特典です。対象は全回線で最大19,000円の違約金を負担してくれます。乗り換え特典があるWiMAXはBroad WiMAXだけです。
③通信環境が改善する可能性あり
他回線からWiMAXに乗り換えることで通信環境が改善される場合もあります。
例えば固定回線である光回線はWiMAXより安定した通信環境を実現すると思われがちですが、光回線のプロバイダによっては速度が出にくいケースもあるのです。
その原因となるのは下記の内容です。
- ユーザー過多のため速度が遅くなる
- 設備が貧弱で接続トラブルを起こしている
- 通信方式IPoEに対応していない
光回線のプロバイダの中には加入者が多いことで十分速度が出てないケースもあります。
また設備が貧弱のため、回線トラブルを起こしやすく復旧まで時間がかかるというプロバイダも存在します。
また通信方式のIPoEに対応していないプロバイダは速度が出ないことが考えられます。
IPoEとは・・・
IPoEは従来のPPPoEに変わる新しインターネット接続方式です。データ容量・通信速度がこれまでのものより向上しています。
④固定回線からの乗り換えの場合持ち運べるようになる
これまで固定回線を利用していた場合は、WiMAXに乗り換えることで屋内だけでなく屋外でもインターネットを使用することができるようになります。
WiMAXルーターにはモバイルタイプとホームタイプがありますが、このうちモバイルタイプは小型サイズのもので持ち運びやすいのが特徴です。
WiMAX2+およびau 4G LTEの電波が入るエリアなら学校・職場・電車など好き場所でインターネットを楽しむことができます。
WiMAXの回線について・・・
現在WiMAXルーターで対応している回線にはWiMAX2+とau 4G LTEの2つがあります。WiMAX2+は高速通信を実現し、au 4G LTEは広範囲で利用できる特徴がそれぞれあります。
デメリット
他回線からWiMAXに乗り換えるデメリットには下記のものがあります。
- 更新月以外は解約手数料がかかる
- 申し込む手間がかかる
- 通信環境が悪くなる可能性あり
ひとずつ解説していくので参考にしてください。
①更新月以外は解約手数料がかかる
他回線からWiMAXに乗り換える1つ目のデメリットは、解約時に解約手数料がかかることです。
例えばNURO光では2年間の契約期間が設けられており、途中で解約した場合は9,500円の違約金が発生します。
フレッツ光も、にねん割を適用しており途中で解約した場合9,500円の解約手数料を支払わなくてはいけません。
解約手数料は決して安いものではないため解約は更新月におこなうようにしましょう。
②申し込む手間がかかる
他回線からWiMAXに乗り換えるデメリットとして申し込む手間がかかるというものもあります。
まずは既存の固定回線などのプロバイダを解約し、新たに自分に合ったWiMAXを見つけて申し込まなくてはいけません。
その際キャッシュバックキャンペーンはお得ですが、受け取るまで1年ほど時間がかかるものです。金額が振り込まれるまでは気が抜けない状況が続きます。
これらのことを考えると乗換えに消極的になってしまうかもしれません。
③通信環境が悪くなる可能性あり
今ままで使用していた回線と比較し、WiMAXに乗り換えることで通信環境が悪くなる可能性もあります。
例えばこれまで固定回線を使用していた場合、自宅まで物理的に線でつながれているため通信は安定していたかもしれません。
それがモバイル回線であるWiMAXに変えることで十分に速度が出ないケースもあり得ます。ただし今後WiMAXは5Gに対応する予定のため遅延なく快適に利用できるようになるはずです。
5Gとは・・・
5G(第5世代移動通信システム)は、高速・大容量通信・低遅延・多数同時接続を実現する次世代通信規格。
「他回線→WiMAX」乗り換えの判断基準
他回線からWiMAXに乗り換える判断基準となるのは下記の点です。
- 契約更新月が近いか
- 乗り換えで月額料金が安くなるか
- 固定回線からの乗り換えの場合本当に屋外でも使うか
- 今の回線に不満があるか
契約更新月が近いなら解約手数料を支払わずWiMAXに乗り換えることができます。また既存の回線と比較し月々の支払が安くなるかも乗り換えの判断基準として大切です。
そして固定回線からWiMAXに乗り換える際は、本当に自宅以外でインターネットを使用するか事前に考えてください。
また現在使用している回線に対してどのような不満があるかも洗い出した上でWiMAXの申し込みを検討しましょう。
WiMAXのプロバイダーを乗り換えるなら違約金負担キャンペーンありのBroad WiMAXがおすすめ
現在他社WiMAXや他回線を利用しており、WiMAXプロバイダへの乗り換えを考えているならBroad WiMAXをおすすめします。
その最大の理由は「違約金負担キャンペーン」が利用できるからです。
現在使用している回線種類に関係なくBroad WiMAXに乗り換えるなら、その解約時に発生した違約金(解除料)を最大19,000円分Broad WiMAXが負担してくれます。
- 月額料金が安い
- 最新機種含む端末代が無料
- 契約したその日に端末を受け取ることができる
他社と比較し料金・サービスともに利用しやすいWiMAXがBroad WiMAXです。
当サイト「サルでも分かるWi-Fi」が総力を挙げて全24プロバイダを徹底比較し、おすすめを厳選しています。
あなたが選ぶべきプロバイダはどれなのかが分かりますので、WiMAXで迷った時の参考にしてみてください。