本記事では、WiMAXの電波が悪い場合に考えられる各原因についての対処方法をくわしく解説しています。
- 建物などの障害物に遮られている場合の対処法
- 電波の入らないエリアにいる場合の対処法
- 電子機器と電波干渉してしまっている場合の対処法
- 接続端末の距離が遠い場合の対処法
- WiMAXの弱い電波強度を改善する方法
それでは、見ていきましょう。
WiMAXの電波が悪い原因①建物などの障害物に遮られている
WiMAXは高速回線である一方、電波が障害物に弱いという特徴があります。
そのため、ルーターが建物や壁などの障害物の近くに設置されている場合には、WiMAXの電波が悪くなることがあります。
障害物によりWiMAXの電波が悪くなっている場合、以下の3つの方法で改善することがあります。
- 障害物の除去
- WiMAXを窓際に置く
- UQ宅内アンテナ(フェムトセル)を利用する
以下で詳細を解説していきます。
対処法①障害物の除去
WiMAXルーター端末の近くに、壁や電子機器、大きな家具などの障害物があると、電波が弱くなってしまいます。
電波が悪いと感じる場合には、端末周辺に障害物となりそうなものがないか確認してみてください。
障害物となりそうなものうち、特に金属や水、コンクリートなど使われているものはWi-Fi電波の広がりを妨げます。
例えば水槽やお風呂場の近く、金属製の棚やラック内、コンクリート製の壁の角の近くに設置されている場合、電波が弱くなる可能性が高いです。
壁を隔てない場所で利用する、電波干渉を起こす可能性のある電子機器から離れて使うなど障害物を除去してから再接続することで、改善することがあります。
対処法②WiMAXを窓際に置く
ルーター端末を部屋の中心や壁際に設置されている場合には、窓際に移動させてみましょう。
WiMAXの電波は屋外から飛んでくるケースが多いため、室内の奥まった場所や、窓のない部屋などでは通信速度が低下したり、通信できなくなってしまったりすることがあります。
宅内の1階で使えないという場合にも、2階の窓際の方が電波が入りやすいということもあります。
窓の外側にビルや住宅などの建物の障害が少ない方向の窓際に設置すると、電波が入りやすくなることが多いです。
対処法③UQ宅内アンテナ(フェムトセル)
後ほど紹介する対象の光回線を利用している場合には、フェムトセルと呼ばれるUQモバイルの宅内アンテナを設置すると電波が改善されることがあります。
UQ宅内アンテナ(フェムトセル)とは・・・
自宅に設置する小型WiMAX 2+基地局のことです。
WiMAX 2+基地局からの電波が弱い場合に、自宅にUQ宅内アンテナを設置することにより電波環境の改善が期待されます。

引用:uqwimax.jp
UQ宅内アンテナは、以下の回線に契約している場合に利用可能となります。
- auひかり
- auひかり ちゅら
- J:COM NET コミュファ光
- フレッツ 光ネクスト(NTT東日本)
- フレッツ 光ネクスト(NTT西日本)
UQ宅内アンテナは、UQモバイル公式サイトの受付ページより申し込み可能で、以下のように初期費用も月額料金もなしで利用できます。
各費用・利用期間 | 金額・期間 |
---|---|
初期費用・工事費 | 無料 |
月額利用料 | 無料 |
契約解除の違約金など | なし |
最低利用期間 | なし |
UQ宅内アンテナの導入には、以下の3点に注意が必要です。
- UQモバイル指定の工事業者による訪問の設置工事が必要
- UQ宅内アンテナを介しての利用でもWiMAXの通信制限の対象となる
- 宅内でのアンテナの場所移動は不可
UQ宅内アンテナは、UQモバイル指定の工事業者が、直接訪問して設置してくれます。
UQ宅内アンテナは、GPS衛星の電波とシステム同期する必要があるので、GPSの設置が必要となり、GPSの電波状況によっては、南側の窓際にGPSアンテナを設置する必要があるようです。
また、UQ宅内アンテナ経由でWiMAX 回線を利用した場合のデータ量も、外出先で利用するのと同様にカウントされます。
そのため、3日間で10GB以上利用すると翌日の18時頃~翌2時頃に速度制限がかけられます。
最後に、UQ宅内アンテナは決められた場所以外へ移動が禁止されています。
同一の居室内での少しの移動であれば認められるようですが、設置する部屋を変えるなどはできません。
また、コンセントの抜き差しなどのUQ宅内アンテナの操作は、UQ宅内アンテナの契約者のみに認められています。
上記の注意点が問題ない場合は、無料で自宅の電波改善ができるため、おすすめの方法です。
WiMAXの電波が悪い原因②電波の入らないエリアにいる
WiMAXの電波は、提供地域が限られています。
WiMAXの屋外基地局については20,000局を達成し、実人口カバーは既に1億人に達しています。
主要都市の実人口カバー率をみると、99%以上にものぼっています。
人口カバー率とは・・・
サービスエリアがカバーする居住地域の割合のことです。
正確には、日本の総人口に対する、市町村役場において携帯電話サービスの利用が可能である市町村の人口の総和の割合です。
このように、日本全国の広いエリアで利用可能なWiMAXですが、やはり田舎や山奥などではまだ提供エリアでない場所もあります。
また、WiMAXの電波は障害物に弱いという特徴があります。
そのため、提供エリア内であっても建物の中や地下などで電波が弱くなってしまうこともあるので注意が必要です。
上記のように、提供エリア外やそもそも電波の入りにくい場所で使っている場合には、電波が繋がらない、速度が遅いと感じてしまうでしょう。
電波の入らないエリアにいるか確認する方法
まずは、使っている場所がWiMAXの提供エリアかどうかを確認してみましょう。
エリアの確認は、以下の3つの方法で確認ができます。
- UQモバイル公式サイト「サービスエリアマップ」で確認する
- UQモバイル公式サイト「ピンポイント判定」で確認する
- 「TryWiMAX」サービスで実際に使ってみて確認する
1つ目はUQモバイル公式サイト「サービスエリアマップ」ページで確認する方法です。
「サービスエリアマップ」ページでは、UQモバイルの提供エリアが地図で確認できます。
通常モードで接続する場合に使うWiMAX2+の提供エリア、ハイスピードプラスエリアモードで接続する場合に使う4G au LTEの提供エリアそれぞれを見ることができます。
2つ目は、UQモバイル公式サイト「ピンポイント判定」ページで確認する方法です。
こちらは、地図から利用予定地を見るのではなく、具体的な住所入力をすることで利用可否判定を行います。
自宅で使いたいという場合などは、ピンポイント判定をするのが早く的確に利用可否確認ができそうです。
最後に、TryWiMAXというサービスを利用して確認する方法もあります。
TryWiMAXとは・・・
UQモバイルにより展開される自宅や活動エリアにおいて、UQ WiMAXがスムーズに利用できるかを確認するために、無料で15日間WiMAX搭載機器を貸し出し、体感できるサービスです。
なお、貸出期間は貸出機器の発送日と返却日を含む15日間となっています。
返却日はUQモバイルに到着する日になります。
期限を過ぎると違約金が発生してしまうため、必ず15日以内にUQモバイルに到着するよう、返送しましょう。
また、15日間終了後に継続して利用した場合にも、そのまま同じ端末を継続して利用することもできません。
一旦レンタルしている端末を返却して、再度契約を結ぶ必要があります。
ちなみに、UQモバイル公式サイト「エリア拡充情報」ページでは、直近のエリア拡大情報もチェックすることができますよ。
UQモバイルの提供エリアは日々拡大されています。
現在エリア判定で「△」や「×」だったとしても、こまめにチェックしていれば、提供される日を見逃すことがありませんね。
電波の入らないエリアにいる場合は、以下の対処法を試すことで改善する場合があります。
- 対象外エリアから移動する
- エリア拡大要望を出す
以下でくわしく見てみましょう。
対処法①対象外エリアから移動する
そもそも使っている場所がエリア外であった場合には、提供エリア内に場所を移動することで電波につながるようになります。
移動が可能な場合や、提供エリア内が近い場合には場所の移動をすると電波が入りやすくなります。
また、地図上や住所上ではWiMAXの提供範囲内となっていても、ビルの中などの屋内、車中、地下、トンネル内、ビルの陰、山間部などでは、電波が伝わりにくく、つながらなかったり、速度が遅くなったりする場合があります。
上記のような場所にいる場合にも、地上かつ遮断物がない場所に移動してから再度接続してみましょう。
対処法②エリア拡大要望
自分の住んでいる場所やよく行く場所が、WiMAXの提供エリア外だった場合には、エリア拡大要望を出すことができます。
U Qモバイル公式サイト「エリア改善要望受付フォーム」からアンケートに回答することで要望の提出が可能です。
提出したエリア拡大要望については、UQモバイルで毎月データ集計を行い、地図に落とし込まれ、状況を地図で確認しエリア改善に使われます。
UQモバイルの提供エリアは日々拡大しているため、エリア改善要望を出すことで希望のエリアが提供地域になる可能性もありそうです。
WiMAXの電波が悪い原因③電子機器と電波干渉してしまっている
WiMAXは、2.4Ghzと5Ghzという2つの周波数帯を用いてインターネットに接続しています。
2つの周波数帯は、以下のような特徴があります。
周波数帯 | 特徴 |
---|---|
2.4Ghz |
|
5Ghz |
|
他の電子機器との電波干渉の可能性がある場合は、以下の対処法で解決する場合があります。
- 電子機器を止める
- 周波数を切り替える
以下でくわしく解説していきます。
対処法①電子機器を止める
2.4Ghzの周波数帯というのは、電子レンジなどの家電でも利用されています。
そのため、電波を発している可能性のある電子機器をオフにすることで、電波改善することがあります。
上の周波数帯の表でも見たように、2.4Ghzは電波が遠くまで届きやすく、壁や床などの障害物にも強い一方、電子レンジなど他の家電が出す電波と干渉しやすいというデメリットがあります。
電子レンジ以外にも、2.4Ghzを利用している可能性のある電子機器は以下の例があります。
- IHクッキングヒーター
- コードレス固定電話
- ワイヤレスヘッドホン
- ビデオカメラ
- ラジコン
- ゲーム機
対処法②周波数を切り替える
2.4Ghzで接続している場合には5Ghzに、5Ghzで接続している場合には2.4Ghzに接続し直すことで電波が改善される場合があります。
例えば、上で見た2.4Ghzの周波数帯を発する家電と同じ部屋でWiMAXを利用したい場合には電波干渉を防ぐために5Ghzで接続すると繋がりやすくなることがあります。
反対に、ルーターから離れた場所や別の部屋から5Ghzにて接続していて電波が弱く感じる場合には、2.4Ghzに接続し直すことで改善されることがあります。
ちなみに、以下のWiMAXのルーターでは、周辺のWi-Fi電波状況に応じて、自動で2.4GHzと5GHzを切り替えてくれる 「バンドステアリング」という機能が搭載されています。
- WiMAX HOME2(ホームルーター)
- Speed Wi-Fi NEXT WX06(モバイルルーター)
バンドステアリングとは・・・
WiMAXで利用する2.4Ghz、5Ghzの周波数帯のうち、定期的に周囲の電波環境を判断しながら、自動でその場に合った最適な方を選びWi-Fi通信を行ってくれる機能です。
2つの周波数帯のうち、空いている方に自動で接続してくれるため、周りの環境を自分で判断しながら切り替える必要がなくなります。
WiMAXの電波が悪い原因④接続端末の距離が遠い
WiMAXの電波は、LTE回線に比べて遮断物に弱く、遠くまで届きにくいという特徴があります。
そのため、WiMAXルーターとスマホやパソコンなどの接続する機器の距離が遠い場合にも、電波が弱くなってしまいます。
端末距離の問題で電波が弱くなっている可能性がある場合には、以下の2つの方法を試してみましょう。
- WiMAXを近づける
- 中継器で電波を増幅する
2つの対処方法について、以下で詳しく見てみます。
対処法①WiMAXを近づける
WiMAXルーターとスマホやパソコンなど接続する端末の距離がある場合は、近づけることで速度改善する場合があります。
WiMAXは LTE回線に比べて通信速度が速い一方で、遠くに電波を飛ばす力は強くありません。
そのため、なるべく接続する端末とルーターを近づけることでインターネットに繋がりやすくなります。
ちなみに、モバイルルーターとホームルーターでは以下のように電波の飛距離も異なります。
- モバイルルーターの電波の飛距離:通常10~15m程度、ACアダプター接続時は20 ~ 25m 程度
- ホームルータの電波の飛距離:50~60m程度
ホームルーターの方が、モバイルルーターに比べてACアダプター接続時で約2倍、通常時では約5倍も、電波の飛距離が長くなっていることがわかりますね。
対処法②中継器で電波を増幅する
ルーターの設置場所とスマホやパソコンなどを利用する場所が遠いという場合や、複数端末を異なる場所で接続したい場合には、中継機を使って電波を増幅させることをおすすめします。
中継機とは・・・
WiMAXやWi-Fiの電波を強化するために、親機であるWi-Fiルーターと、パソコンやスマホなどの接続端末の間に設置する無線ルーターのことです。
中継器があることで、WiMAXルーター単体では届けられないところにまで電波を届けられるようになります。
ここまで紹介してきた通り、WiMAXには電波を届けられる距離には限界があり、さらに壁や扉などの障害物に弱いという特徴があります。
しかし、ルーターと端末の間に中継機を設置することで、部屋や階をまたいの接続も可能となります。
中継器を選ぶ際は、以下の3つの点に着目してみましょう。
- 接続タイプ
- 有線LANポートの有無
- 通信規格
中継機の接続タイプについては、コンセントに挿して使うものとケーブルを介して使うものがあります。
それぞれ以下の特徴があるため、自宅の環境に合う方を選んでみてください。
中継機タイプ | コンセントに挿して使う | ケーブルを介して使う |
---|---|---|
特徴 |
|
|
また、中継機によって有線LANポートがついているものとそうでないものがあります。
無線LAN機能が搭載されていないパソコンを持っている場合には、有線LANポートが搭載されているタイプを選ぶことをおすすめします。
有線接続の方が無線よりも通信が安定しやすいという特徴もありますよ。
最後に、WiMAXや無線LANには通信規格があります。
通信規格は以下の6種類があり、規格により通信速度と周波帯域も異なります。
WiMAXルーターと中継機を同じ通信規格のものを使いましょう。
通信規格 | 周波数帯 | 通信速度 |
---|---|---|
IEEE802.11b | 2.4GHz帯 | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz帯 | 54Mbps |
IEEE802.11a | 5GHz帯 | 300Mbps |
IEEE802.11n | 2.4GHz帯/5GHz帯 | 300Mbps |
IEEE802.11ac | 5GHz帯 | 6.9Gbps |
IEEE802.11ad | 60GHz帯 | 6.7Gbps |
「WX06」の通信規格を見てみると、「IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯)」、「IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯)」となっています。
表を参照すると、WiMAXのWX06は6種類の通信規格のうち「IEEE802.11ad」以外の5種類に適合することがわかりますね。
「WX06」の中継機を選択する際は、「IEEE802.11ad」以外の通信規格のものを選ぶ必要があります。
さらに、通信規格が同じものの中から、通信速度がなるべく速いものを選びましょう。
表を見ると、「WX06」の場合、適合する5種類の通信規格の中で最も通信速度が速いのは6.9Gbpsの「IEEE802.11ac」であることがわかります。
したがって、「WX06」の中継機を選ぶ際は通信規格「IEEE802.11ac」に対応しているものがベストと言えます。
WiMAXの弱い電波強度を改善する方法
最後に、WiMAXの電波強度を高める方法について紹介します。
- WiMAXを高い位置に置いてみる
- クレードルを持っている場合は使ってみる
- LTE(有料オプション)を使ってみる
上記を試すことで電波が改善する場合があります。
詳しく見ていきましょう。
改善方法①WiMAXを高い位置に置いてみる
WiMAXルーターを高い場所に設置することで、以下の2つの要因から電波が強くなることがあります。
- 高い場所の方が周囲に障害物となるものが少ないことが多い
- ルーターが360度に発する電波を十分に活用できる
ひとつ目に、宅内の高い場所は周辺に障害物となり得るような家具や家電が設置されていないことが多いです。
周りに壁のないような高い場所に置くことで、電波を遠くまで飛ばすことが可能となります。
ふたつ目に、基本的にルーターは360度、球体状に電波が飛ぶように設計されています。
そのため、床にルーターを直接置いてしまうと、下へ電波の広がりを無駄にしてしまうことになるのです。
全方位に発せられる電波を無駄にしないよう、WiMAXのルーターは、床から1~2m程度の高さに設置しましょう。
改善方法②クレードルを持っている場合は使ってみる

引用:uqwimax.jp
モバイルルーターを利用していて、別売りのクレードルを持っている場合には、利用することで電波強度が上がることがあります。
クレードルとは・・・
別売のWi-Fiの電波を拡張をしてくれる機器です。
クレードルを利用することで、アンテナ感度が強化され、繋がりやすくなります。
さらに、クレードルがあれば、micro USBを差し込むことなく、置くだけで充電をすることができます。
クレードルに設置した際の電波が弱い場所での通信速度を見てみると、クレードル無しの時と比べ約60%も向上するようです。
つまり、無線機能の搭載されていない古いパソコンなどもWiMAX回線に接続できるということです。
クレードルはLANポートを装備しているため、クレードルにWiMAXをセットし、クレードル本体のLANポートとPCのLANポートをLANケーブルでつなぐことにより、無線非対応のパソコンなどでもWiMAXを利用できるようになるのです。
さらに、自宅にインターネット回線を引いている場合には、LANケーブルをクレードルに挿すだけで、WiMAXを無線LANアクセスポイントにすることも可能です。
ただし、全てのWiMAXモバイルルーターでクレードルが利用できるわけではありません。
例えば「Speed Wi-Fi NEXT W06」では、端末本体に電波感度が高くなるような機能が搭載されているため、対応のクレードルが販売されていません。
クレードルはモバイルルーターを宅内で利用する際にのみ利用可能です。
ホームルーターでの利用や、外出先や移動中の利用はできないため、注意しましょう。
改善方法③LTE(有料オプション)を使ってみる
「ハイスピードプラスエリアモード」という4G au LTE回線を利用するオプションサービスを利用することで、速度改善する場合もあります。
ハイスピードプラスエリアモードとは・・・
WiMAX 2+に加えて、4G au LTEも使いながら通信するモードのことです。
2つの回線を利用することで、WiMAXの電波が届きにくい山奥や田舎、建物の中、地下などでは4G au LTE回線を利用することで、場所を選ばずに快適なインターネット利用が可能となります。
ちなみに、WiMAXの提供元であるUQモバイルで申し込んだ場合「ハイスピードプラスエリアモード」は月額1,005円のLTEオプションとなります。
ただし、プロバイダによっては「ハイスピードプラスエリアモード」の利用も月額料金に含まれており追加料金の支払いが必要ないこともあります。
以下は、WiMAXの人気プロバイダと月額料金、ハイスピードプラスエリアモードの料金についてまとめた表です。
全てギガ放題プランを選択した場合の料金です。
プロバイダ | ハイスピードプラスエリアモード(LTEオプション) | 月額料金 |
---|---|---|
Broad WiMAX | 月額料金に LTEオプション料金込み |
1~2か月目:2,726円 3~24か月目:3,411円 25か月目以降:4,011円 |
GMOとくとくBB | 月額料金に LTEオプション料金込み |
1~2か月目:2,690円 3~24か月目:3,344円 25か月目以降:4,263円 |
UQWiMAX | 月額1,005円 | 3,880円 |
So-net | 月額料金に LTEオプション料金込み |
初月:3000円 1~12か月目:3,380円 13~36か月目:4,379円 37か月目以降:4,379円 |
BIGLOBE | 月額1,005円 | 3,980円 |
カシモWiMAX | 月額料金に LTEオプション料金込み |
1,2ヵ月目:1,380円 3〜24ヵ月目3,580円 25ヵ月目以降4,079円 |
ASAHIネット | 月額料金に LTEオプション料金込み |
4,850円 |
本記事で取り上げたプロバイダでは、UQ WiMAXとBIGLOBE以外では、月額料金にハイスピードプラスエリアモード利用料金も含まれていることがわかります。
また、ハイスピードプラスエリアモードの利用の際には、月に7GBまでと制限が設けられていることも覚えておきましょう。
7GBを超えて利用すると、速度制限がかかってしまいます。
ハイスピードプラスエリアモードでの利用が7GBを超えて速度制限がかかってしまった場合には、通常のWiMAX回線(ハイスピードモード)に切り替えた場合でも、同様に通信制限がかかってしまうため、注意が必要です。
なお、通信制限時の最大通信速度は128kbpsにまで落ちてしまします。
ギガ放題プランで利用していた場合であっても、同様に制限がかかり、翌月1日まで解除されません。
当サイト「サルでも分かるWi-Fi」が総力を挙げて全24プロバイダを徹底比較し、おすすめを厳選しています。
あなたが選ぶべきプロバイダはどれなのかが分かりますので、WiMAXで迷った時の参考にしてみてください。