WiMAXは工事がいらない便利なインターネットサービスですが、初期設定や接続設定はしなければいけません。設定や接続は苦手、という方も多いのではないでしょうか。
- WiMAXの初期設定手順
- WiMAXとパソコン&スマホとの接続設定手順
- WiMAXでよく使うおすすめ設定
- トラブル回避のためにWiMAXの設定と同時にやっておくべきこと
WiMAXの初期設定手順
ではまず、WiMAXの初期設定手順から解説していきます。手順はたったの3ステップです。
- SIMをカードから取り外してWiMAX本体に差し込む
- 電源を入れる
- WiMAXネットワーク(SSID)とパスワードを確認しておく
では一つずつ見ていきましょう。
初期設定手順①SIMをカードから取り外してWiMAX本体に差し込む
WiMAXの初期設定最初の手順です。
SIMカードを、付属しているカードから取り外します。
SIMカードとは・・・
スマートフォンの中に入っているICカードのこと。契約時の識別番号や電話番号など、大切な情報が記録されている。
その時に、SIMカードの表面(金属の部分)を触らないようにしましょう。そこには大切な情報が記録されています。
SIMカードを取り外せたら、WiMAXルーターの側面にあるカードスロットのカバーを開け、SIMカードを挿入します。
挿入した後は、カチッと音がするまで押し込みます。
初期設定手順②電源を入れる
WiMAXの初期設定2つ目の手順は電源を入れることです。
SIMが挿入できたら、電源を入れます。3秒以上、長押ししましょう。
長押ししても電源が入らない場合、本体の充電がなくなっているのかもしれません。ACアダプターやパソコンを使って充電しておきましょう。
初期設定手順③WiMAXネットワーク(SSID)とパスワードを確認しておく
WiMAXの初期設定最後の手順です。
電源が入ったら、パソコンやスマートフォンと接続するために必要なSSIDとパスワードを確認します。SSIDとパスワードの確認方法は、モバイルルーターとホームルーターで違いますのでご注意ください。
モバイルルーターの場合は、主にディスプレイの「情報」から進んだところで確認できます。
例)WX06の場合:「情報」>「Wi-Fi情報」
ホームルーターの場合は、主に「本機の底面」に記載されています。
以上で、初期設定は終わりです。思ったより簡単にできたのではないでしょうか。
では初期設定が終わりましたので、次に、使用したい端末と接続する方法を解説していきます。
WiMAXとパソコンとの接続設定手順
ここからは、確認したSSIDとパスワードを使ってパソコンと接続する方法を解説します。WindowsとMacで少し違いますので、ご利用端末の接続手順をご覧ください。
Windowsとの接続設定手順
ではまず、WiMAXとWindowsの接続設定手順です。手順はたったの3ステップです。
- Windows画面下部のWiFiアイコンをクリックし、WiMAXネットワーク(SSID)を探す
- 見つかったWiMAXネットワーク(SSID)で接続
- ネットワークセキュリティキー(パスワード)を入力する
一つずつ見ていきましょう。
設定手順①Windows画面下部のWiFiアイコンをクリックし、WiMAXネットワーク(SSID)を探す
WiMAXとWindowsの接続設定の最初の手順は、画面の右下あたりに、Wi-Fiのアイコンがありますのでそちらをクリックしましょう。

設定手順②見つかったWiMAXネットワーク(SSID)で接続
WiMAXとWindowsの接続設定手順2つ目は、見つかったWiMAXネットワーク(SSID)で接続することです。
Wi-Fiのアイコンをクリックすると、近くを飛んでいるWi-Fiの一覧が出てきます。
その中から、最初の設定時に確認したSSIDを見つけクリックします。
設定手順③ネットワークセキュリティキー(パスワード)を入力する
WiMAXとWindowsの接続設定手順3つ目は、ネットワークセキュリティキー(パスワード)を入力することです。
設定時に確認したSSIDをクリックできたら、パスワードを求められます。最初の設定時に確認したパスワードを入力しましょう。
入力したら「次へ」をクリックします。正しく接続できると「接続済み」と表示されます。
以上で、接続設定は終了です。
Macとの接続設定手順
つづいてWiMAXとMacの接続方法です。こちらも、たったの3ステップです。
- Mac画面上部のWiFiアイコンをクリックし、WiMAXネットワーク(SSID)を探す
- 見つかったWiMAXネットワーク(SSID)で接続
- ネットワークセキュリティキー(パスワード)を入力する
一つずつ見ていきましょう。
設定手順①Mac画面上部のWiFiアイコンをクリックし、WiMAXネットワーク(SSID)を探す
WiMAXとMacの接続設定1つ目の手順は、Mac画面上部のWiFiアイコンをクリックし、WiMAXネットワーク(SSID)を探すことです。
画面上部にメニューバーがあります。そこにWi-Fiのアイコンがありますので、そちらをクリックしましょう。

設定手順②見つかったWiMAXネットワーク(SSID)で接続
WiMAXとMacの接続設定手順2つ目は、見つかったWiMAXネットワーク(SSID)で接続することです。
Wi-Fiのアイコンをクリックすると、近くを飛んでいるWi-Fiの一覧が出てきます。
その中から、最初の設定時に確認したSSIDを見つけクリックします。
設定手順③ネットワークセキュリティキー(パスワード)を入力する
WiMAXとMacの接続設定3つ目の手順は、ネットワークセキュリティキー(パスワード)を入力することです。
設定時に確認したSSIDをクリックできたら、パスワードを求められます。最初の設定時に確認したパスワードを入力しましょう。
入力したら「接続」をクリックします。以上で、接続設定は終了です。
有線(USB)でWiMAXとパソコンを接続する手順
パソコンに無線LANが搭載されていないなど、無線通信が難しい場合は有線で接続することができます。ここからは、USBケーブルを用いた有線接続の方法を解説します。
設定手順①USBケーブルでWiMAXルーターとPCを接続
有線(USB)でWiMAXとパソコンを接続する設定手順1つ目は、USBケーブルでWiMAXルーターとPCを接続することです。
まず、WiMAXルーターとパソコンの電源を入れ、WiMAXルーターとパソコンをUSBで接続しましょう。
ほとんどの場合、USBケーブルは付属品として入っています。新しく購入するときには、USBケーブルの形状に注意して購入しましょう。お使いのルーターの機種によってUSBの形状が異なりますので、以下の表を参考にしてください。
WiMAXルーター | USB端子 |
---|---|
WX06 / WX05 / WX04 | Type-C |
W06 / W05 / W04 | Type-C |
WX03 / WX02 / WX01 | microUSB Type-B |
W03 / W02 / W01 | microUSB Type-B |
WX03やW03まではmicroUSB Type-Bでしたが、W04やWX04以降の新しい機種はType-Cに変わっています。
設定手順②PCにドライバーが自動でインストール
有線(USB)でWiMAXとパソコンを接続する設定手順2つ目です。
USBケーブルで接続できたら、パソコンがWiMAXルーターを認識するまで少し待ちます。パソコンが認識したら、自動でドライバーのインストールが始まります。
設定手順③ドライバーを実行
有線(USB)でWiMAXとパソコンを接続する設定手順3つ目は、ドライバーを実行することです。
「このディスクに対して行う操作を選んでください」と表示されたら、「AutoRun.exeの実行」を選択します。※最新のWX06では表示されません。
パソコンのデスクトップに「Speed Wi-Fi NEXT setting Tool」のショートカットアイコンが表示されたら、インストールは完了です。インターネットが繋がるか確認してみましょう。
ドライバーが自動でインストールされない場合の対処法
ドライバーが自動でインストールされないときの原因は、主に2つです。
- セキュリティソフトが妨害している
- WiMAXルーターの設定が充電モードになっている
対処法は、以下の通りです。
セキュリティソフトが妨害している | 一時的にウィルスバスターなどのセキュリティソフトを無効にし、インストールが完了したら再びセキュリティソフトを有効にする |
---|---|
WiMAXルーターの設定が充電モードになっている | 「通信+充電」のモードに変更する |
上記の2点を試してみてください。
WiMAXとスマホとの接続設定手順
スマートフォンは、iPhoneで使用されているiOSとAndroidの2種類がありますので、それぞれ解説していきます。
iPhoneの接続設定手順
まずはWiMAXとiPhoneの接続設定手順です。簡単に行えますので、一緒に見ていきましょう。
設定手順①iPhoneとのWi-Fi設定画面へ
メニュー画面の「設定」をタップします。次に、設定画面から「Wi-Fi」をタップします。
スライドバーが緑色になったら、無線LAN機能がオンになっている状態です。
設定手順②表示されたWiMAXネットワーク(SSID)を選ぶ
無線LAN機能がオンになると、近くを飛んでいるWi-Fiの一覧が出てきます。
その中から、最初の設定時に確認したSSIDを見つけタップします。
設定手順③パスワードを入力する
WiMAXルーターのSSIDを入力すると、パスワードを求められますので、パスワードを入力し「Join」をタップします。
正しくパスワードを入力できると、SSIDの左側にチェックマークがつき、インターネット通信ができるようになります。
ウェブサイトを開いてみて、きちんと繋がるか確認してみましょう。以上で、接続設定は終了です。
Androidの接続設定手順
次に、WiMAXとAndroidの接続設定手順です。こちらも簡単に行えますので、一緒に見ていきましょう。
設定手順①AndroidとのWi-Fi設定画面へ
まず、Android設定アプリを開きます。「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→「Wi-Fiの使用」の順番でタップします。
機種によって順番が少し異なります。「設定」→「Wi-Fi」ですぐにいける機種もあれば、「設定」→「接続」→「Wi-Fi」の順にタップする必要のある機種もあります。

Wi-Fiまで行けたら、Wi-Fiをタップしてオンにしましょう。スライドバーが青色になれば無線LAN機能がオンの状態です。
設定手順②表示されたWiMAXネットワーク(SSID)を選ぶ
Wi-Fiをオンにすると、近くを飛んでいるWi-Fiの一覧が出てきます。
その中から、最初の設定時に確認したSSIDを見つけタップします。

設定手順③パスワードを入力する
WiMAXルーターのSSIDを入力すると、パスワードを求められますので、パスワードを入力し「接続」をタップします。
正しくパスワードを入力できると、SSIDの下側に「接続済み」もしくは「接続」の表示がされるようになり、インターネット通信ができるようになります。
ウェブサイトを開いてみて、きちんと繋がるか確認してみましょう。以上で、接続設定は終了です。
WiMAXとゲーム機器(PS4)との接続設定手順
PS4にはWi-Fi機能が搭載されており、オンラインでゲームを楽しむことができます。ここからはWiMAXとPS4の接続設定手順を解説していきます。
設定手順①PS4とのWi-Fi設定画面へ
WiMAXとPS4の接続設定の1つ目の手順です。
まずPS4本体の電源を入れ、Wi-Fi設定画面を開きましょう。Wi-Fi設定画面は次の順番で開けます。
- ホーム画面にある「設定」を選択
- 「ネットワーク」を選択
- 「インターネット接続を設定する」を選択
- 「Wi-Fiを使う」を選択
- 「かんたん」を選択
設定手順②画面に表示されたWiMAXのネットワーク(SSID)を選ぶ
WiMAXとPS4の接続設定の2つ目の手順は画面に表示されたWiMAXのネットワーク(SSID)を選ぶことです。
Wi-Fi設定画面が開けたら、SSIDの一覧が表示されます。その中から、WiMAXの初期設定で確認したSSIDの名前を選択します。
設定手順③パスワードを入力する
WiMAXとPS4の接続設定の最後の手順です。
SSIDを選択すると、パスワードを求められます。WiMAXの初期設定で確認したパスワードを入力しましょう。入力したら、「OK」を押します。以上で、接続設定は終了です。
WiMAXでよく使うおすすめ設定
ここからは、WiMAXでよく使うおすすめ設定について解説します。快適に、そして安全に使用するのに役立ちますので、ぜひご覧ください。
電波の帯域(2.4GHzと5GHz)の切り替え設定
WiMAXの電波は、2.4GHzと5GHzで切り替えることができます。それぞれの帯域にメリットとデメリットがあり、お使いの環境によって変わってきますので、通信速度などを確認しながら繋がりやすい方に変更してみましょう。
2.4GHzと5GHzの違いや、切り替え手順については以下の記事をご覧ください。

ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)への切り替え設定
WiMAXには「ハイスピードプラスエリアモード」のサービスがあります。
ハイスピードプラスエリアモードとは・・・
WiMAX回線が通っていない場所で回線を利用するために、au 4G LTE回線を利用して通信するモード。
高速通信ができますが、以下の注意点もありますので、お気を付けください。
注意点1.月の上限は7GB。7GBを超えると月末まで制限がかかる
注意点2.ハイスピードエリアプラスモードで制限がかかってしまうと、ギガ放題プラン側も道連れになって速度制限がかかってしまう
ハイスピードプラスエリアモードをあまり使いすぎないように、状況に応じて使用しましょう。
パスワードの変更設定
WiMAXルーターのパスワードは本機で簡単に確認できたり、ホームルーターだと本機底面に記載されていたりします。独自のパスワードに変更することにより、セキュリティを向上させることができます。
WiMAXルーターのパスワードは、本体から変更することができませんので、スマートフォンやタブレット、パソコンから変更します。手順は以下の通りです。
- スマートフォンやパソコン、タブレットをルーターと接続します。
- ブラウザを起動し、「http://speedwifi-next.home」に接続します。
- ユーザー名とパスワードを入力して、「ログイン」を押します。
※ユーザー名:「admin」 / パスワード:初期値は「IMEIの下5桁」 - ログイン後、「設定」のタブを選択します。
- 「LAN設定」内の「セキュリティ設定」を選択します。
- 「WPA事前共有キー」から、お好きなパスワードへ変更します。
- 「適用」を選択し、「OK」を押した後に「続行」を押すと変更完了です。
トラブル回避のためにWiMAXの設定と同時にやっておくべきこと
WiMAXは、契約した後すぐに使えるというメリットがありますが、忘れてしまいがちな点がありますので以下の2点を最初に確認しておきましょう。
- 無駄なオプションをすぐに解約する
- WiMAX解約月はスマホにメモしておく
上記の2点について、詳しく解説します。
無駄なオプションの解約
WiMAXを契約する時にキャンペーンでお得に契約しようとすると、いくつかのオプションに入らなければいけない時があります。必要の無いオプションであれば、最初にすべて解約しましょう。
BroadWiMAXもしくはGMOとくとくBBで契約された方は、以下の表を参考になさってください。
オプション | 解約可能日 | 解約方法 | |
---|---|---|---|
BroadWiMAX | 安心サポートプラス:550円(税抜)
My Broadサポート:907円(税抜) |
端末到着日 |
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GMOとくとくBB | 安心サポート:300円(税抜)
公衆無線LAN:362円(税抜) |
端末到着の翌月 |
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WiMAX解約月はスマホにメモしておく
WiMAXの設定と同時にやっておきたいもう1つの事は、解約月をしっかりとメモしておくということです。
解約月、もしくは更新月と呼ばれる月の間のみ、違約金がかからずに解約することができます。契約プランによって解除料は変わってきますが、かなりの高額になることもありますので、解約月はしっかりとメモしておきましょう。
おすすめは、スマホのカレンダーアプリに通知付きでスケジュールを入れておくことです。
当サイト「サルでも分かるWi-Fi」が総力を挙げて全24プロバイダを徹底比較し、おすすめを厳選しています。
あなたが選ぶべきプロバイダはどれなのかが分かりますので、WiMAXで迷った時の参考にしてみてください。